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釣りと読書(主にミステリ)と映画のあれこれ


by xf5u

『ハナミズキ』

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 今日は、朝から、職場の「スタッフ・ルーム」が、寒くてたまらなかった。エアコンの効かせすぎだと思う。
 午後に出張に出て、若干、遅刻しながら到着すると、会議室は、「スタッフ・ルーム」以上に激しく寒かった!駆け込んだのに、汗が一瞬で凍りつく寒さ!エコでもなんでもない!
 そんな南極並みの寒さのなかで会議は進み、直接、風が当たる席だった私は、震えながら眠気に耐えつつ、それでもしっかり、意見をのべた。グッジョブ、俺!
 だから、会議が終わったときはひたすら安堵。ケータイに表示された速報で、「菅総理再選」を知り、「まぁ、そうでしょ」と思ったが、勤務時間の終わった職場に戻る気力は失せていた。そこで……。
 映画『ハナミズキ』(監督:土井裕泰)を観た。先に観た同業者が、「『別に……』みたいな映画だった」と言っていたし、私自身、「どうせ、できすぎのリアリティなきラヴ・ストーリィだろ」くらいに思っていたが……かなり、いい映画になっていた。平日夕方とはいえ、「ほかにまったく客のいない貸し切り状態」で観たのが、申し訳ないくらい……。
 ちょっと告白すると、一青窈が『ハナミズキ』を歌い始めた頃、歌い出しの歌詞「空を押し上げて 手を伸ばす君 五月のころ」を、「空を押し上げて 手を伸ばす 切子硝子のころ」と間違えていた。恥ずかしい!
 さて、私にとって、映画といえば「たこ焼き」だ。今日はなぜか、昼食の弁当にまでたこ焼きが入っており、「たこ焼き欲」のヴォルテージは、いや増しに増していた。だから、「今日は店が出ていそうな予感」が的中したときはとても嬉しく思い、「国道306号線・黒田付近に出る屋台」で、「たこ焼き(8個入り)」(500円)を買った。ただし、口の中をやけどしそうになりつつ、運転しながら食べたため、劇場への「密輸」はナシ。
 劇場を出ると、隣の焼き肉店横には、いつも2匹の大型犬が寝そべっている。客にイタズラしないようにだろうか、かなり短い鎖に繋がれて、いつも気だるそうにしている。私はなんだか、彼らを見ると寂しくなり、なかなか直視できなかった。でも、今夜、彼らの前を通るとき、偶然、1匹の猫が通りかかり、犬は猫に向かって吠え始めた。私は思わず、吠えるのをやめさせようと、口笛を吹いた。すると、犬は私に興味をもってくれたらしく、甘えた声で鳴いてくる。……気がついたら、私は焼き肉店の脇に立っていた。近くで見ると、あきらかに「超」大型犬で、でかいったらありゃしない。激しくしっぽを振りたてる犬の首や耳元を掻いてやると、本当に嬉しそうに甘えてくれる!……あまり長居すると、お互い、別れがつらくなるから、早めに切り上げたけれど……良かった、彼らと仲良くなれて!
by xf5u | 2010-09-14 21:43 | Comments(0)