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釣りと読書(主にミステリ)と映画のあれこれ


by xf5u

『ぼくたちの家族』

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3ヶ月に一度の呼吸器内科受診日だったから、2時間の休みをとって早退した。そして、そのまま劇場へ。
映画『ぼくたちの家族』(監督:石井裕也)を観た。
同じ石井監督作品で比べても、『舟を編む』よりずっと良い。深刻でリアル、そして滑稽であり、静かな感動が広がる。泣け泣けと押しつけがましくないから、『青天の霹靂』よりスマートだ。
どの人物も、イヤな面を見せるところから始まり、やがて全然ちがう姿を見せる。黒川芽以もそうだが、ユースケ・サンタマリアなんかもそう。
しかし、鶴見辰吾や板谷由夏の役どころは、おいしすぎる。ただし、この二人のDr.が登場するシークエンスですら、過剰な演出をしていない。そこが良い。
上映直前、ディーラーから連絡が入った。2万円ちょっとで、クルマの修理が完了するらしい。良かった。ウォーター・ポンプやベルトは交換したが、エンジン本体には今のところ異常はなく、ガスケットの損傷もなかったそうだ。……良かった。レンタカーも快適だが、一刻も早く、わが愛する“フランベルジュ”に戻ってきてほしい。
ナイアス=ブリュンヒルデ(パピヨン)、マスターのちょっとした悩みを聞いてくれ。以前より増して、町に元クライアントが溢れていて、顔がさしてしかたないんだ。「KFC」さんへ行っても、薬局へ行っても……。
by xf5u | 2014-06-19 22:42 | Comments(0)