『ソロモンの偽証 後篇・裁判』
2015年 04月 25日
映画『ソロモンの偽証 後篇・裁判』(監督:成島 出)を観た。
まず、「前篇のおさらい」みたいな映像が流れ、作品世界に入れたところで……「STOP!映画泥棒」はないわ。
作品全体を通して、ミステリ要素がガンガン潰されていったのが、実に残念だった。驚くべきはずのところで全く驚けないのは、「すでに知っていること」の指摘ばかりだったせいで、撮り方しだいでは、もうちょっとなんとかなったと思う。
それから、「死んだ少年の内面の闇」が、明らかに説明不足だと感じた。
永作博美が演じるバカ親がムカついてたまらないのは、彼女の演技が成功している証拠か。
それにしても、泣かせようという演出ばかりが鼻について、感動に至れなかった。もったいない!
最大の失敗だと思うのは、「突然降り出す雨」。あれは、酷すぎないか?
……というわけで、全体的に惜しいというかもったいないというか、なんとも残念な思いを抱いた映画だった。
by xf5u
| 2015-04-25 22:50
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