『◯◯◯◯◯◯◯◯殺人事件』
2017年 04月 30日
01:18、『◯◯◯◯◯◯◯◯殺人事件』(早坂 吝・著)を読み終えた《相性B+》。
メイン・トリックというかネタについては、完全にやられた。ちゃんと読むといろいろとフェアな描写はあるのだけれど……。
ビーチの写真とかもそうだが、オトコとしては、「雨に濡れた彼女はとてもセクシーだった」というくだりについて、ネタを明かされてから勝手に違う絵を脳裏に描いていたとわかる。
とにかく、ふざけている。良い意味で、ふざけている作品だ。著者名からして、すでにふざけているのだが。
しかし、下ネタ・オンパレードなミステリながら、読了すれば、“お見事”というよりほかにない部分も多く、「なるほど、いかにもメフィスト賞」といった趣。
タイトル当てについては、当てることはできなかったものの、「前門の虎、後門の狼」あるいは「羊の皮を被った狼」という自分の予想も、内容的に掠っていたと思う。
by xf5u
| 2017-04-30 11:07
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