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釣りと読書(主にミステリ)と映画のあれこれ


by xf5u

『ダンケルク』

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映画『ダンケルク』《DUNKIRK》(監督:クリストファー・ノーラン)を4DX2D字幕版で観た。
4DXはまだ二回目の私。前回は4DX3Dで観た『ズートピア』だったが、四日市に4DXシアターができたばかりの頃だった。
今回は4DXながら2Dなので、雰囲気はずいぶん違っていた。
4DXの風と水しぶきが特に効果的だったのが空中戦と水没のシーンで、『トリガール!』に続いてダブル・ヘッダで観ても、まったく眠くならなかった。
そういえば、『トリガール!』では見せなかった着水シーンが、本作で見られるとは。“スーパーマリン スピットファイア”で。
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さて、本作だが、「さすがはノーラン」と言いたくなる、とんでもない迫力の映画だった。
CG嫌いのノーラン、戦闘機は実際に飛ばしたとのことだったけれど、スピットファイアが信じられないほどかっこよかった。
作中で最もイケてたのも、スピットファイアのパイロットだったし。
そういえば、私はもちろんイギリス空軍の“スーパーマリン・ハリケーン”を知っているが、終盤の「ハリケーンで死んだ」みたいなセリフを誤解する人もいるのでは?
例えば、『プライベート・ライアン』や『ハクソー・リッジ』のような人体損壊描写はないが、緊張感や恐怖感の圧は凄まじい。
ひとつには、秒針の音などを含む音響の力が大きいに違いない。
秒針といえば、3つの時間軸が重なったときの感覚にゾクゾクした。
ラストは、生きて帰ることを恥とする日本軍には絶対ありえない祝福だった。
あの浜辺、実際のダンケルクの浜で撮影したって?……マジか。

by xf5u | 2017-09-09 22:57 | Comments(0)