人気ブログランキング | 話題のタグを見る

釣りと読書(主にミステリ)と映画のあれこれ


by xf5u

引きこまれる喜び

引きこまれる喜び_d0077607_16364832.jpg

 結局、『Shelter(シェルター)』を読むことにし、一気に第8章まで読んでしまった。展開がはやいし、描写もうまいし、キャラクターも魅力的で、すごくおもしろい。展開のはやさと表裏一体なのが御都合主義であり、「そんな偶然が起こるものか」と言いたくなるような場面が多いのが欠点か。まだ大学生だった頃に読んだ『文学がこんなにわかっていいかしら』(高橋源一郎・著)には(違う本か?)、「軽いけど重い」本と「重いけど軽い」本について書かれていたと思う。この本は森 博嗣と同様に「軽いけど重い」本に含まれるのだろう~視点人物のひとり「小松崎くん」のおかげで。ちょっと物語世界に入りこみすぎてしまった。映画館で『グエムル 漢江の怪物』か『出口のない海』でも観たい気分だ。それとも釣具屋でも覗くか。スタンプ・カードがいっぱいだから、「有閑」のたこ焼きタダ食いにでも行くかね。世間は三連休でも、明日もあさってもシゴトあるし(最低でも午前中は)。
by xf5u | 2006-09-16 16:36 | Comments(0)