『七度狐』
2010年 01月 16日
17:18、『七度狐』(大倉崇裕・著)を読み終えた《相性A−》。私にとって、日々求め続けている、バリバリの本格ミステリだ。豪雨で外界から孤立した陸の孤島で起こる連続殺人は、「見立て」に沿って装飾されており、しかも、その「見立て」のテーマが落語ときている。まさに、私好みに誂えられたような話だ。だから、文句なし……のはずなのだが、なにかひっかかるものがある。何だろう?自分自身、その正体が掴めない。まさに、「狐につままれたような」感じである。……不思議だ。そういえば、同じ主人公が活躍する短篇集『三人目の幽霊』は、私にとって大いに期待外れだったように記憶しているが、その原因も、なぜか思い出せない。
今夜は、問答無用・強制参加の「謎の団体」の会合がある。う〜ん、東員町は遠いぞ。ナイアス様が散歩疲れでお休みになられているうちに、出発するしかないか。
by xf5u
| 2010-01-16 17:40
|
Comments(0)