『ひぐらしのなく頃に解 第四話 祭囃し編(中)』
2012年 08月 15日
11:58、『ひぐらしのなく頃に解 第四話 祭囃し編(中)』(竜騎士07・著)を読み終えた《相性A−》。
前半、これまでの「おさらい」的な意味もあり、ややだれたところもあったが、さすがは『ひぐらし……』!中巻なのに、ラスト近くは感涙もの!
確かに、「雛見沢症候群」の設定は、荒唐無稽な要素も大きいが、「萌え」のパッケージに騙されて、この作品を敬遠する者が、気の毒に思えてならないほど、「小説」である。同人ゲームから始まったこの作品は、ゲームならではの「分岐」を逆手にとった新しさに驚かされたが、もはや、ここまでの「高み」に達したわけだ。感無量。
本を閉じれば、まさに、ひぐらしのなく頃。蜻蛉たちも、もはや晩夏であることを教えるように飛ぶ。枯葉色の蝶は低空飛行し、緑のまま落ちた、栗のイガがひとつ。
そして、ナイアスに教えられ、涼しい場所で憩う。
by xf5u
| 2012-08-15 12:22
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