『山本慈照 望郷の鐘 満蒙開拓団の落日』
2016年 07月 27日
映画『山本慈照 望郷の鐘 満蒙開拓団の落日』(監督:山田火砂子)を観た。
毎年恒例の地元の平和映画会で鑑賞した。
正直、ほとんど期待していなかったが、良い作品だったと思う。特に、残酷な描写でショッキングに反戦を訴えるのではなく、きちんと「開拓民」という一般人の視線で丁寧に伝えようとした姿勢が評価できる。
“なんとなく”しか知らなかったことを詳しく知ることになったのも、ありがたかった。
一本の映画としてみれば、冒頭の「東京から疎開にきて云々」のような説明セリフが気になったし、シベリア抑留の書き割りみたいな背景にがっかりしたし、なによりラストの現代の子どもが喋るシーンで一気に学芸会を観にきた気分になり情けなくなったが。私ならこのシーンは丸ごとカットだ。
内藤剛志、頑張っていた。心配していたほどオーバーアクトでもなかった。
by xf5u
| 2016-07-27 23:56
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