釣りと読書(主にミステリ)と映画のあれこれ


by xf5u

『だから見るなといったのに 九つの奇妙な物語』

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09:32、『だから見るなといったのに 九つの奇妙な物語』(恩田陸、芦沢央、海猫沢めろん、織守きょうや、さやか、小林泰三、澤村伊智、前川知大、北村薫・著)を読み終えた《相性A》。
私にとっては、短くても恩田陸の『あまりりす』が強烈に印象に残った。詳しく説明されないところがまた、不気味さを増す。
織守きょうやの『とわの家の女』のロマンティシズムも素晴らしい。そう来たか、とストンと落とされるラストが心地よい。
澤村伊智『高速怪談』はオーソドックスな怪談という感じだが、書きっぷりが独特で楽しい。
前川知大『ヤブ蚊と母の血』のユーモラスさには感じ入った。なかなかほかにない作品だと思う。
総じて、言っちゃ何だが「ほどよい恐怖」で、この時期に読むのにふさわしかった。
ついでに、読んでいる当日の日付が小説内に出てきたり、伊勢湾岸道や四日市といった地形的なシンクロもあったりで、そのあたりも含めて奇妙な読書体験となった。
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by xf5u | 2018-08-09 09:37 | Comments(0)