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釣りと読書(主にミステリ)と映画のあれこれ


by xf5u

土俵際で、投げられた。

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 00:02、『霧舎 巧 傑作短編集』(霧舎 巧・著)を読み終えた。《評価A′》。正直、『手首を持ち歩く男』や『紫陽花物語』にはがっかりで、「どこが傑作?」と思っていた。一度読んだことのある『動物園の密室』では凶器の使い方にあらためて腹が立ち、これまた再読の『まだらの紐、再び』にもつまらなさを感じていた。この時点で、すっかり「傑作」は裏切られたと思っていた。でも、『月の光の輝く夜に』では、「ロマンティックすぎるけど、いい話じゃん!」と感じ、さらに『クリスマスの約束』で、ガラッと評価を変えた。~すみません、傑作でした。『マリオネット園』も、指定された章を読み直します……。まさか、最後にそう来るとは……。本読み冥利に尽きます。うわぁ、こうなったら次は何を読むべき?いっそ、乾くるみかなぁ……。
 ……って、この時刻に本を読み終えたっていうことは、シゴトがまったく進んでいないことを意味しています。……涙。
by xf5u | 2007-04-16 00:34 | Comments(0)