『暗黒館の殺人(一)』
2008年 01月 28日
03:02、『暗黒館の殺人(一)』(綾辻行人・著)を読み終えた《評価B》。第一巻だけで598ページのヴォリュームを持つこの作品は、全四巻の完結を待たないと、正当に評価できないだろう。しかし、忙しかったことと疲れていたことを考慮しても、決して読みやすくはなかったから、とりあえず評価Bにしておく。『人狼城の恐怖』(二階堂黎人・著)や一連の京極堂シリーズなど、長い作品はいろいろあるが、「時間と金を返せ」と言いたくなる作品に終わらないことを期待する。なんだか、過去の綾辻作品を匂わせたり、カニバリズムっぽく見せて、肩すかしかもしれない「宴」のシーンなど……ちょっと不安だ。でもまぁ、いくらなんでも、「大風呂敷で内容スカスカ」の清涼院流水よりはマシだろう……。
しばらくコタツに潜っていたナイアスが、おそらくあつかったのだろう、「ぐで~」っと寝ている姿はいとうつくし。
by xf5u
| 2008-01-28 03:27
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