『セリヌンティウスの舟』
2008年 09月 07日
ゆうべの『蝶狩り』(五條 瑛・著)についての記事で書かなかったコトだが、実はこの小説、キャラ萌え小説要素もあるのではないだろうか。孤独な探偵(調査員)、少年助手、ボンボン社長、親友ヤクザ、有能弁護士、純情派マジメ事務員、ホスト崩れ、タトゥー武闘派……そしてやっぱりアヤナミ系美女。誰にホレるかが試される。ラストに不満が残る読者も多いだろうこの小説だが、あえて言おう、「これでいいのだ」と!
22:51、『セリヌンティウスの舟』(石持浅海・著)を読み終えた《評価B》。「映画化しても費用はかからないだろう、まるで『キサラギ』のように」と思う。……そう書いて初めて気づいた、まさに『キサラギ』なのだ。一室で論議される「死の真相」は熱を帯びるが、ときおりヒヤリとさせられる。ラストは……不可避だったんだろうな。
今日は、ひとりの「天才」と出会った。太陽光を浴びることのない(できない)「天才」は、とても「生きて」いた。今日のエチュードは、「天才」によってスピードを与えられ、ひとつの高みに至った。きっと『月面』も幸せだ。←意味わかんないよね?
ナイアス、別の意味でキミは「天才」だよ。
by xf5u
| 2008-09-07 23:07
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